強くなりたいマリアを誘惑するラディゲ。
ラディゲの血から生まれたヒトデみたいなもので、
吸血鬼とかすマリア。変身のたびに苦しむ。
人間の血を吸うたびに顔が変貌していく!
とがった爪も生えた。この美貌にこのメイク。
角も生えた。んん~恐ろしい。しかももだえ苦しむ姿も。
やられたフリをしてリエ(人間体)を装いリュウをだます。
さらに血を吸い、変貌する。その時のあえぎ声がセクシー。
そして最終形態。女優魂を感じます。
リエにキス。こんなメイクの人にキスできるなんて・・・
もはや現代の特撮では不可な化け物メイク。
リュウのキスで人間の心をとりもどそうと苦しむ。
人間対に戻ったが、すでに過去へは戻れなかった。
運命をめちゃくちゃにしたラディゲに剣を突き刺す。
ラディゲの剣で壮絶に斬られ、よろめく。
「あなたの腕に抱かれる資格は私にはない。」
あなたの胸から私の記憶をぬぐい去って
グレイに抱えられつつ、息絶える。
マリア、絶命
かがやきをはなち海に消える。
「せめて一刺し、お前に浴びせたかったラディゲ」リエにもどったマリアがラディゲの背中をぶっさしたときのセリフ。まさにあらゆる男に翻弄された女のこころが表れた言葉だ。リュウの愛によってリエの心を取り戻したにもかかわらず、過去には戻れないと言い、命を絶つ。その展開はもはや子供番組を超えている。さらにマリアを巡っては、リュウ、ラディゲ、そしてグレイが男として争っていたということになる。これは逆に女に左右される男の運命と悲劇という一面も表現されている。 さらに、ストーリーの他に評価すべきものはやはりマリアの魔獣のようなメイクだ。普通なら、吸血鬼の最終体型において着ぐるみの魔獣となっていてもおかしくないが、マリアはあえて素顔をいかした強烈なメイクと効果が施される。最終的にリュウとキスをするのでその時の構図も考えられてのこともあるだろうが、美しい顔に化け物のようなメイクという組み合わせは、まさに特撮悪女ファンの脳裏に深く刻み込まれている。また、人間の血を吸い、その都度変貌していく際のあえぎ苦しむ様子も同様にセクシーさを見いだす。