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悪女傑作小ネタ資料室◆ファイブマン 銀河皇帝メドー特集

2007年は、「ゲキレンジャー」よりも実はファイブマンが盛り上がっていた。いままでビデオ・DVD化されず、海外や、ネットで1,2話あたりしか見ることのできなかったファイブマンが、ついに東映チャンネルで放送されたのである。しかも私は丁度ファイブマンが「戦隊モノ」をリアルで見た世代であったのに、放送時間や裏番組の影響で、もはや打ち切り寸前まで追い込まれた時代の作品に当たるといわれているのが、このファイブマンだ。メディア化も近いと思われるが、一足先に全キャプ正確には、なぜか2話だけ撮り逃した)した中から、メドー様を特集する。なお、動画については、削除され次第公開終了とする。  演:松井千佳 声:金野恵子

前半 後半(オマケあり)
初めて登場した回より、3話のほうが、メイクが凝っている。なぞの現象だが、以降は、だんだんとシンプルな模様になっていく。最初はおでこにマークもあり、銀の線もたくさんあった。今となってはよく使われる効果だが、特殊なコンタクトを装着し、より、神秘的なイメージをかもし出している。思えば、私の「悪女」に対するフェチのルーツは、メドー様なのかもしれない。白い肌とその頬をはう銀色のライン、金の眼球は悪ながらも美しい。
演じている方と、声は別の方が演じているのもメドーは特徴的だ。いわゆる「顔」の方の声は聴いたことがない。最終話で語られる真のメドーの声は、ひょっとしたら本人の声かもしれない。なお、金野恵子さんの声は、映画X-MENのミスティーク役として聴くことが出来る。
基本的に無表情だが、話が進むにつれて、喜怒哀楽を見せるようになった。回によってメイクも少しずつ違っている。左の顔は、おでこからちょっと髪の毛が見えている。その他、顔がより、白かったり、唇が白っぽかったりピンクっぽかったりする。撮影方法も気になる。顔だけメイクし、周りのフサフサから開いた穴から顔を出すわけだ。顔だけで演技するというのも難しいだろう。

シュバリエ登場回は、シュバリエの勇姿を思い出し涙する。涙が下に落ちていることから、撮影は立った状態(寝ていて顔の上から撮ったのではない)で行われていたと思われる。涙するのは、意外とメドー様は感情的なんだなと思った。

 

シュバリエ登場後数回して、メイクが少し変化。アイラインが強調された気がする。特に目下。そりゃ回によってメイクの仕方も違うだろうが、銀のラインは適当に書かれていたりしてそれはおもしろい。とにかく、非人間的で冷酷な印象はすばらしく表現されている。

ファイブマンを倒せない怒りで、40話くらいで、「夜叉」に変化する。一気にヒートアップし、より赤っぽくなっている。神秘的なイメージを拭い、怪物的に変化した。頬のラインは青になり、唇は真っ赤に。しかし、初めてこの顔になったときは、青のラインは凝っていたが、またもや次の回から、適当に書かれてしまっている。青のラインが唇の切れ目についているのはグッド。さらに唇が大きめに書かれているのもグッド。
バルガイヤーが本性を現し、バルガイヤー自身で地球を滅ぼそうとするが、シドンの花のエキスにやられ墜落し、メドーは幻だったことが判明する。このときの嘆きの顔。
最終回では、バルガイヤー内部にある棺の中に、メドーが眠っていて、メドーは実はある星の「メドーという名のただの娘」であることが判明する。最終回にしてちょっとメドーの過去が語られるが、そこでは人間のメドーの姿が見られる。

メドーはバルガイヤーが愛した娘で、ファイブマンにここから出してくださいとお願いする。(魂の状態)その際にバルガイヤーに致命的なダメージを与えた後、白骨化し消えて無くなる。
ただ、個人的には、メドーは最終ボスとして登場してほしかった。あの顔で、ボス体として出ていたら・・・どんな形だったのだろう。

ル、絶命
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