Space.43より。惑星サザンクロスにて、ドン・アルマゲの僕としてキュウレンジャーに立ちはだかる。Space.38にて、アントン博士に強化改造され、ペルセウス座系カローとしてメカマーダッコとなっていた。しかしその改造で、不死身の能力は無くなってしまうという、ご都合主義の展開に実質弱体化改造となってしまった。
ドン・アルマゲの目的は、宇宙を無にすることだったが、どうやらそれは聞かせれていなかったらしく、たじろぐマーダッコ。しかし、奴らを倒せはお前だけは助けてやると言われ、さらに喉元に大鎌を向けられ、無理やりキュウレンジャー達と戦うことを強要される。
腕はガドリングガンとなっており、変身したキュウレンジャー達を攻撃するが、返り討ちにある。しかもドン・アルマゲの身代わりにされ、全ての攻撃を食らって吹っ飛ぶ。
吹っ飛んだ先は、なぜか建物屋上。「タコ殴りにしてやる」とツルギと戦うが、さらにハミィとスパーダの連携攻撃を受けハミィには「そろそろ自分がタコだってことを覚えたら?」、スパーダには「知ってるかい?僕は99個のタコ料理ができるんだ。たこ焼き、たこ飯、タコス!」と言われてしまう。「タコスはたこ料理じゃない」とスティンガーに突っ込まれるスパーダ。その後、チャンプとスティンガーの連携縦斬り攻撃をくらう。
その後必殺技「オールスタークラッシュ」を受けて、「せっかく機械になったのに!」と言い残して消滅したかのように見えたが、巨大化。「てめぇらも道連れだ」と巨大化デスワームとともにキュウレンジャーに襲いかかる。「これならどうだ」とおっぱいビーム(正式名称不明)などを繰り出すものの、最後はオリオンビックバンキャノンを全身に受け「もう再生できないのに!このタコがぁ!!」と叫びながら爆死した。
ジャークマターの幹部クラスの中では、アントン博士を除いて結局最後まで生き残ることとなったマーダッコ。「不死身」という存在で、何回もやられては復活し、その都度性格が変わるという凝った演出が楽しめた女幹部であった。しかも途中でメカ体に改造されるという女幹部としては久しぶりに2形態となったが、代わりに不死身の能力を失ってしまったのは残念だった。しかし変に最後に正義の心に目覚めたりせず、悪に徹しキュウレンジャーにやられたことはとても良かった。
造形に関しても、顔出しこそなかったものの、タコと女性型を生かし、妙にセクシーで露出が多いような印象のボディで、近年の女幹部としては評価が高いと思われる。しかし、当エピソード、場面でのフィルターがえぐい。屋上での場面と、巨大戦の場面が、とにかく青、暗いフィルターが強すぎて、イマイチマーダッコが楽しめない。他の惑星での出来事であるということは理解できるが、あまりにもカラーフィルターをかけすぎではと思う。
ヤラレでは、巨大化してのロボ戦最期となった。本人は自分がタコであることを認識していないようだが、タコ混じりのセリフを連発し、声を演じる喜多村英梨さんの演技もあって、そのヤラレ場面はなかなか良い断末魔であった。