出演者:(地底姫ビアル/二代目ピンクルクス)皆瀬あかり
レビュー
作成中もともと悪の女幹部だった地底姫ビアルが、悪ながら誇り高き戦士であり、卑怯な手を使う地底将軍ガルガはビアルを気に入らず、策略にはめて殺そうとしたところ、ピンクルクスに助けられるが、ピンクルクスはビアルを救うために死亡。その力を託されたビアルは、二代目ピンクルクスになるが、結局ガルガの前に倒れ、最後には元の悪の下等戦士たちにハメられまくってしまうというストーリー。んー「ヒュンケル」的ストーリー。
んーなんか正義側に翻った悪の女幹部という設定がうまく生かされていないというか。実はビアルはもともと地底魔国に捨てられていた人間の赤子だった状態のビアルを、父と慕うザルガが育てたということを、ザルガの死ぬ間際に知らされる。地底魔国の者ではないとバレて、追われるようになったビアルは、ピンクルクスが自分の命と引き換えに助けられ、改心し二代目ピンクルクスとなるのだが、ビアルがまじめなので、悪の女幹部であった設定がその後生きてこない…という感じです。心の奥底に眠る悪だったころの意識を利用して苛まれたり、悪だったときに私欲の限りにやり放題やった立場がひっくり返って地底魔国の最下級戦闘員に悪の女幹部の姿でやられまくるとか、ルクスマンの他のメンバーに二代目ピンクルクスを良く思っていない存在がいるとか、もうひとひねり欲しかった感じです。
結構悪の女幹部でのピンチ場面あり。ヤラレは無し。悪のコスチュームは悪くないデザインと思うが、元は人間という設定と、生真面目さが悪っぷりをかき消してしまっている。メイクももうちょっとキツめだと良かったのだが。