出演者:(ヴィルステラ)黒木奈美 (デトネイター)向理来
レビュー
戦士デトネイターことシオンは、過去に相棒のリイナが意識不明となってしまい、責任を感じていた。そのような中、リイナとうり二つの敵の女幹部ヴィルステラと戦い、勝利の一歩手前で、リイナの面影に苛まれ、その隙を突いたヴィルステラは起死回生となっただけでなく、そのシオンの悩みを利用して性のペットの陥れようとする。
ヴィルステラは、あくまで似ているという設定であり、過去にリイナだったのが洗脳されたわけではない。しかしそれを利用して、リイナに変身したり、ハニートラップを仕掛けたりする。ヒーロー陥落は、他のGIGA作品と違い、ヒーロー側キャラにも焦点があてられ、GIGAファンには少ないヴィランフェチ層+イケメン男優層をターゲットにできるシリーズなのかもしれない。
今作は、特異点心監督作品であるが、悪の女幹部を「わかってらっしゃる」監督であると感じる。コスチュームは、やたらに露出が高いのではなく、よりしなやかに、妖艶に、演者さんのボディを活かすデザインであるし、メイクやヘアスタイルに関してもこれこそ悪女といったような理想的な仕上がり。リイナとのギャップの激しさ、ロングヘア+おでこ露出も女幹部のセオリー通り。若干ヴィルステラ時のセリフには棒読み感はあるものの、黒木奈美リイナとの使い分けや表情は女幹部にふさわしいピッタリな女優さんでした。SEXシーンも、あえておっぱいを露出しない、騎乗位やラストのお尻を強調したバックでのプレイシーン、とても良かった。
1つ物足りない点は、やっぱり「ヤラレ」が無い事。特異点心監督であれば、趣向を凝らした女幹部ヤラレがとれると思います。次回、女幹部ものを撮るときは、ぜひアナザーストーリでもいいので、ヤラレシーンをお願いしたい。