出演者
(ギャルルーン/魔女王ウィッチ)小瀬田麻由
(神無月)大川成美
(デッドロール)紫水杏奈
(高峰まりあ)辻彩加
(ダークルージュ)足達美咲
(レッドウィンド/日向アカリ・赤羽アカネ)大蔵愛
(マイティーウィンド/海野アオイ)木三原さくら
(ホワイトウィンド/白銀ミラ)春野恵
(グリーンウィンド/青葉カナミ)一沙羅
(ゴールドウィンド/金田マリコ)山本夢
レビュー
後編。人間のレッドウィンド以外は、「ソーゾー界」からやってきたキャラクターで、それぞれ善、悪の、まさに特撮キャラクターとして逃れられない意識がある。ヴィランたちは、ヒロインを憎み、1対1で対決したい望みを持ち、ギャルルーンはあるアイテムでその願いを叶える。しかし、そもそもヴィランである存在がヒロインに勝てるはずもなかった。ヒロイン達と和解するも、実はギャルルーンから渡されたアイテムは、再びヴィランたちをヒロインとの闘いを望むものへと変貌させる。そして、敵か味方か、謎の行動をする神無月までも、ギャルルーンに操られてマイティーウィンドに立ちはだかる。
さて結論から言うと、普通の作品としてはストーリーも練られており、作り込みされているので、特撮ヒロイン作品としては、さすがという感じである。で、当サイトのように「悪の女幹部ヤラレ」的には、「やっちまった」作品としか言わざることをえない。
神無月はマイティーウィンドと、デッドロールはゴールドウィンドと、高峰まりあはホワイトウィンドと、ダークルージュはグリーンウィンドと一対一の対決(二人しかいない世界で)になる。ダークルージュはキレのあるアクションで、剣技でのヤラレ、段ボールへの飛び込みヤラレがある。これは見どころ。デッドロールはゴールドウィンドと肉弾戦になり、パンチでやられて倒れ込む。場面としてはイマイチ。高峰まりあに至っては、アイドルソングのダンス対決を展開。アクション作品としては謎である。神無月は、マイティーウィンドとの闘いよりも、ギャルルーンとの闘いの方がヤラレ・ピンチは多い。
いずれにしても、完ヤラレは無く、終盤でヒロイン側と和解。もとのソーゾー界へ転送される。
で、ギャルルーンであるが、最終的に9vs1の構図になる。正体が明かされたりもする。しかし、肝心なところで、真の姿へ変貌。以前のZENの悪い癖が出ている。マスクオンになり、ギャルルーンらしさは一切消える。最期のヤラレに関しても、明確にヤラレたと言い難い消え方。せっかく勧善懲悪の展開になっておきながら、非常にもったいない!
まあ、あくまでも当サイトコンセプト的な目線なんで、普通のスーパーヒロイン物としては、十分楽しめます。ただ、あれだけのキャラ付け、コスチュームを作って起きながら、やられないのは超もったいないと思いました。
ayo様のおっしゃるとおり特撮ヒロインものとしては非常によくできていると思ったので、その分残念度も大きいですね。
あと、ローカルヒーロー祭も見てみましたがやっぱり子供連れが多いですし、TV展開とかを考えると思い切ったやられはできないですね(苦笑)でも、クォリティは高いのでヤラレ抜きにしてもTVシリーズは楽しみですし、小瀬田麻由さんもZENでまた女幹部で登場してほしいところですね。
小瀬田さんのやられには期待したのですが、断末魔も含め非常に残念な結果になってしまいました(泣)
次の禅ピク作品に期待です