特撮悪女傑作

(メディーナ・ラーダット)二階堂ゆり (アルテラ・サンスクリーズ)内村りな

レビュー

二人の悪の女幹部が登場する。ヴァナルカンドという組織の下級幹部メディーナが主役。ドラクロスという筆頭幹部の部下で、ヴァナルカンドの為に働き、そしてドラクロスを一途に愛しているという設定。軍事大学で同期だったが、策略家でのし上がったもう一人の女幹部がアルテラ。二人は仲が悪い。コスチュームは西洋感が漂う露出度の高いゴージャスなコスチュームで、二人とも似たような感じだ。デザイン色でしっかりと区別され、メディーナはアルテラに比べて大きい。むっちりした感じ。多少人妻感。アルテラは、メディーナに比べて小さいが、おっぱい谷間が強調されてる。あと、生意気な感じ。

ヴァナルカンドの敵はシャドウフレア。なかなか討伐できないので、焦るメディーナ。いざ出陣、巨大な炎を放出する必殺技で追い詰めるものの、シャドウフレアはただ油断してただけとの事で、もう一度同じ技を繰り出そうとするメディーナに腹パンチを食らわせ、「大ぶりなのが命取りよ」と告げた後、一気に形勢逆転。「今のあなたには、闘い以外の邪念が感じられる」と言われ、顔面パンチで壁際に追い詰められる。敗れそうになると、時限爆弾のように心臓の鼓動が高まり、自爆するのだ。ドラクロスを思いながら、「ヴァナルカンド、万歳！！」と絶叫した後、爆発。全身が傷つき、情けない姿で倒れたメディーナを見下ろすシャドウフレア。後半へ続く。

後半では、アルテラの罠にはまり、育て親のドラクロスからも見捨てられ、下級女戦闘員144号へと堕ちる。

悪の女幹部2人が繰り広げる、ドロドロの昼ドラみたいな展開。六機監督には、独自の羞恥映像センスを期待し、ぜひ悪の女幹部を描いてほしかったが、今作は残念ながら煮え切っていない印象だ。ストーリーに関しては、かなりひねってある印象だが、悪の女幹部のセオリーは、シンプルに「正義に思いっきりやられる」ことであると個人的には思う。今作は、GIGAの過去の悪のヒロインでもあったが、悪の組織の身内策略でやられてしまう。あー、またやっちまったなって感じ。

肝心のヤラレは2回あるが、どちらも心臓に埋め込まれた自殺装置のようなものが爆発する設定で、1回目はシャドウフレアとのバトルがあるが、あまりアクションは重要視されておらず、シャドウフレアからのトドメでやられたのではない。2回目は、濡れ衣を着せられ、身内デスバトルでボロボロになり、四肢を折られた姿で自爆。2回目は、野獣型戦闘員に一方的にやられる展開で、首絞め、壁顔面たたきつけ、腹踏み、足、腕折と、ここらへんの残虐表現は六機監督感が出ていて良かった。爆死に関しては新鮮感はあり、爆発した後の情けない姿は良かったが、2回目はちょっと飽きた。

2度目の爆死の後、再びメディーナは復活するが、アルテラに戦闘員服、マスクを付けられ、下級戦闘員の慰安専門女戦闘員となる。ここからの表現はさすが六機監督、とことん落とす。目出し前頭マスクからの、オープンフェイスマスク、衣装おっぱい部と陰部切り出しセックスが展開。没落っぷりは大変うまく表現されていた。

さて、残念ながら、セリフが他の作品と比べ多く、そして難しい。主演の二階堂さん、H部以外の演技がちょっとぎこちない。加えて内村さんが演技がうまいので、なおさらに感じた。あと、コスチューム。あえておっぱいを寄せないコスチュームだが、ドラクロスとのセックスの際、おっぱいもみもみのあと、布を中央によせると簡単に露出するおっぱいが良かった。これはコスチュームのおかげですね。ビーストとの対決の際も、簡単におっぱいがはだける。あとアルテラは、露出やエッチは無いものの、サービスショットが多くこちらも楽しめる。特に尻、谷間です。エッチの場面は、二階堂さんとてもエロくて良かった。

しかし当作のコスチューム、露出度が高すぎるのではと思う。確かに妖艶ですけど、全身を布で包むエロイ女幹部も見たい。（マ○ア、サキュ○スなど、露出はまったくないながらも、体のラインを出すことでエロスがある）そして、ヤラレの際に、思いっきり破壊させ、露出するような表現をぜひ六機監督には撮っていただきたい。

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