(ZENdb)電撃特捜隊バイオニックフォース 2017

出演者

(竜姫・龍崎真姫)春奈桃佳 (雷亜/紫/電気使い)鳥羽加奈子 (呪花/緑/呪いが得意)長山桜 (音念/黒/念動力が使える)間渕莉緒
(ブルーフォース・剣水那)藤縄穂月 (ピンクフォース・剣水希)柚木えりな
(グリーンフォース・剣風香)百瀬かおる (レッドフォース・剣火帆)町田ミン

レビュー

豪華なメンバーによるバイオニックフォースである。戦隊だが4名の姉妹で構成され、うちブルーとピンクがメインのヒロインだ。敵側も同じく4名。春奈桃佳をメインの女幹部とし、他の3人はしもべ。No,SateLightというアイドルグループの4名が演じている。ブルーフォースの藤縄も同じグループである。基本的にみんな若い。春奈桃佳演じる竜姫は、もともとブルーフォースの水那と友達だったが、姿を消してしまい、突如水那を狙う敵として現れる。水那への愛がゆがんでおり、とくにブルーフォースをつけ狙う。鳥羽加奈子演じる雷亜は、雷使いという設定で、つまり掴んで電流を流すのが攻撃手段だ。まじめで忠実な竜姫の部下である。長山桜演じる呪花は、呪いが得意とのことだが、まあ藁人形の呪いを利用し、藁人形に釘とかを指して苦しめるという狭い範囲の呪いが得意のようだ。今考えると「そんな攻撃方かい!」と突っ込みたくなるようなギャグキャラなのではないか。間渕莉緒演じる音念(ねね)は、念力が使え、目がピカッと光り、相手の動きを封じることができる。なかなか強いキャラだが、いつもニコニコ、ふざけているキャラ付けがされている。本人曰く「私が一番残酷なの」ということでサイコなキャラだ。

この3名はいわゆる副幹部であるが、コスチュームはちょっと残念であった。黒の全身タイツを基調とし、銀の額飾りとベルト、および各色のスカートを身に着けている。”黒”の音念は、胸のアーマーがある。”緑”の呪花はスカートと首の回りが緑の生地。”紫”の雷亜は、紫のマントがある。多少濃い目のメイクであるが、3人とも安易なデザインで、ダサいと感じた。「忍者特捜ジャスティーウィンド」「舞踏戦女隊桜組」のように個性のあるコスチュームが良かった。”赤”の竜姫は、メイン幹部として、他の3名よりは目立つが、昭和のバブル期の特撮を感じさせるようなデザインで、同じくダサい。しかし、タイトで、エナメルなミニスカをはいておりチラリズムは他よりアリ。4人のイメージ的には、シャイダーのギャル軍団といったところ。

さてやられであるが、まずは雷亜から。屋外で、レッドとのバトル。電撃攻撃を食らわすも、レッドの必殺技バーニングキャノンをくらい、熱い!熱い!と叫びながら爆発し死亡。死に際は全身のショットと、顔アップのショットと2回あり。続いてグリーン対音念。サイキックの力で体を操りつつも、笑いながら、「おねえさんついてなかったね、3人のなかで私が一番残酷なの、楽に殺してあげないよ」と、両手を引きちぎろうとする。しかしグリーンの波動キックを食らい、「痛い、痛いよ!」と叫ぶ。痛さでサイキックが使えないようだ。そしてグリーンの必殺技が、胸にX字にヒットする。「えっ!?死にたくないよー」と叫んで爆死。音念の死に際は1回のみ。まだ若いからしょうがないかもしれないが、やはり悪役は難しかったようだ。常ににこにこしながらヒロインを痛めつける役だが、表情からメッセージが伝わってこず、セリフも棒読み。イマイチ振り切れない演技。是非とも演技力を高めて再び頑張ってほしい。続いて呪花。ここからは屋内スタジオ。呪いが得意な呪花さんは引き続き藁人形に何本も釘を刺してピンクを痛めつける。かなり病んでいるようだ。壁に磔にされるピンクに、さらに直接釘を刺そうとする。「これで心臓刺してあげる」と釘で心臓を刺し殺そうとしたところ、サイボーグのピンクの反撃をくらう。実はサイボーグには呪いが効かず、ピンクはやられた演技をしていたのだった。全くする必要のない演技に「しまった!」と焦る呪花。おそらく、ギャグキャラであると思いたい。ライトニングニードル(よく聞き取れない)が胸を突き抜け、「嘘つき、許さない!」と断末魔をあげて爆死する。

最後は再び屋外に戻って竜姫。ブルーと、押され気味のアクションバトルを展開。しかしブルーの顔面パンチがヒットして地面に倒れこむ。すると、正気に戻った「フリ」をしてブルーに抱き着き、絞殺そうとする。しかしブルーの腹パンチを食らい離れる。ブルーを殺して、腐らないようにして、きれいなまま近くに飾っておく気らしい。サイコだなぁ。ブルーの必殺技アイスランサーが胸にヒットし、ふたたび地面に倒れこむが、最後にもう一度抱きしめさせてとお願いする。断られたとたん胸の一点が輝き、「次にあったら、またたっぷりといじめてあげるからね」とつぶやいた跡、「ア゛ア゛ー」と叫んで爆死する。シーンは1回のみだが、全員の中では一番いいやられ。まず必殺技をくらいひるむ様子、胸を気にする様子。やっぱりコスにダメージ表現があるといいのに。次に、最期の叫びが、低めの声で「ア゛ア゛ー」だったこと。伝わりにくいが、「ギャー」「キャー」「うわー」ではなく「ア゛ー」ということです。

全体的には、やはり演技力の低さが目立つ。役者じゃない若い子に悪役ってのは難しいんでしょうね。普段笑顔を良心を売りにしてるアイドルですからねぇ。しかも特撮という、リアル感がない劇で、かつセリフも今どきの若い層がしゃべる口調でないことも影響しているのかと。ジュニアアイドルがお好きな方はとてもいい作品と思うが、ほとんどセクシー要素はないので、その点はもうちょっとほしかったかなぁ。


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(ZENdb)電撃特捜隊バイオニックフォース 2017への1件のコメント

  1. バク コメント投稿者

    絶妙なダサさが楽しみなポイントなのですが、スカート状なのが途轍もなく邪魔です。記事を見るとチラリも少なそうでどうしようかなという感じです。でも慣れてない感じのお姉さんがたのダサさは動いてるの見て見たい

  2. nana コメント投稿者

    衣装デザインのチープさや演者さんの初々しさ等、雰囲気が何となく初期のZENっぽいなと思いました。女幹部軍団のほとんどが未成年というのも逆に新鮮でしたが、それでもヤラレに関してはどうしてもパワー不足感は否めません。ただ、個人的にはそれも含め懐かしい感じがしたのであまり悪い印象は持ちませんでした(笑)
    一番よかったのは雷亜で「死ぬのはお前だ!」と宣言されてから倒されたのがいいなと。あと、雷亜と呪花の爆散シーンだけ唐突に顔アップの挿入されてたのは新しい試みですがなぜこの2人だけだったのかはちょっと疑問が残りましたね。

  3. 妹紅 コメント投稿者

    演技力などは、経験が浅い且つ初出演ということもあり、そこには目を瞑りました(^_^;)
    それ以外に目を向けて公式サイトの方でレビューしましたが、正直なところ、経験のある人に女幹部を配役してほしかったなぁというのはありました(^_^;)

    • ayo コメント投稿者

      百瀬かおるさんと、町田ミンに悪役を演じてもらい、他はヒロイン(ブルーフォース藤縄穂月さんも悪側で・・・)でもよかったのではないかと思いました。そのほうがある意味妥当で変化のないキャスティングになっちゃうかもしれませんが。今作は高校生クラスの出演者も多く、やっぱり悪の演技って大変なんだなぁと感じました。

  4. nana コメント投稿者

    >>役者じゃない若い子に悪役ってのは難しいんでしょうね。普段笑顔を良心を売りにしてるアイドルですからねぇ。

    メイキング映像で悪役のメンバーが皆「演技は初挑戦です」と言ってましたし、いきなり高いクオリティを求めるのは酷な話かもしれませんね。本作のヒロインが怪我から復帰された藤縄さんでしたが、彼女が女幹部だとまた違った印象になったかも・・・
    特撮やアニメの悪役がベテラン、もしくは若手でも実力派の人が多いことからも悪役の演技の難しさと、作品を引き締める意味での重要さを改めて再認識させられます。