(GIGAdb)救星戦隊ワクセイバー スピンオフ 女幹部ラージュラ ―遠き闇の記憶―

出演者:(ラージュラ/土屋悌礼沙・パープルサターン)天馬ゆい (ヴァルネシア)しじみ

レビュー

ギガジーデスの悪の女幹部ラージュラは、ワクセイバーとの闘いで瀕死の負傷をする。その中で、過去の記憶がフラッシュバックされ、本来の姿を取り戻しつつあった。彼女は、かつて土屋悌礼沙という名の人間であり、またの名をワクセイバーの一人・パープルサターンだった。

おそらく物語はシーズン2の続きからで、スピンオフといえども、正統なシリーズに沿ったストーリーと取ってもおかしくない。物理的に、ヤラレてなかったラージュラやヴェルネシアと、人間のころの記憶を取り戻したが、ジーデスに囚われ、痛めつけられる中で、過去の彼女のサイドストーリーが描かれる。撮影当時は、主演の天馬さんは長髪なので、ショートカットのラージュラとは大きくイメージが異なる人間の姿が描かれる。華奢な姿で、正義の為に戦う姿と、パープルサターンでやられ、ガルフォーザーにおかされたのち、ヴェルネシアの魔術で洗脳され、ラージュラになったのであった。

今回は、ラージュラでのエッチなシーン、露出は無し。パープルサターンでのカラミ場面は、紫のきれいなスーツ姿を徐々に脱がされながら、徐々に露わとなっていくきれいな肌がとても美しい。ラージュラのときはウィッグを被ってショートカットになるが、その変貌ぶりは、メイクも含めてギャップが激しく、人間だった時とは比較にならないほど残虐さが垣間見える顔つきになる。これは、天馬さんの演技力もその様子を増大させており、声色や邪悪な笑顔や言葉遣いまで、そのキャラづくりが素晴らしい。

ストーリー的には、元祖某戦隊ものでは有名なジェッ〇マンのマリアのようで、実はもともとは人間で、戦隊の一員だったという、悪の女幹部フェチには好みのプロットであるが、ともかくこの後どうなるんだろうと、妄想が膨らむ。ぜひ再始動してシーズンファイナルが見たい。マリアは最後に獣化するが、ラージュラも最後はパワーアップしたうえで、壮大にワクセイバー達にヤラレて欲しい。マリアは悲哀な最後となったが、ラージュラはGIGAらしく悪女らしい救いようのないヤラレとなってほしい。

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